雑記

雑記

03/27一人一票訴訟(高裁段階での総括・ちょっとフライング気味)

草島歩です。

昨日(3月26日)に出た大阪高裁の判決は「違憲違法」でした。素晴らしい結果ではありますが,判決の内容自体は,今までの最高裁の判断を踏襲したもので特に目新しいものではありません。

その他の裁判所でも「違憲違法」判決が出されましたが,同じく目新しいことを述べているわけではありませんでした。

昨日の判決の中で,そして今回の一人一票訴訟の判決の中で際立って素晴らしい判決がありました。

それが,広島高裁岡山支部の「違憲無効」判決です。ニュース等では「無効」判決であることがクローズアップされていますが,それ以上に,その中身が素晴らしいのです。この判決は明確に選挙権の価値は<人口に比例していなければならない>とする人口比例の原則がしっかり述べられている点です。将来効判決であること,人口比例原則をキチンと明示していること,この二つの点を満たしている点で,他の判決(どちらか一方を満たしているものもある)とは比べ物にならない憲法史に残る判決だと思います。

いずれにせよ,現時点で,山口弁護士のグループ(東京高裁と広島高裁の2件)と合わせて全部で15件の判決がありましたが,違憲無効が2つ,違憲違法が11,違憲状態が2つという成果は,裁判所の従来の消極的な姿勢を勘案すると十分すぎるものだと思います。あと,本日15時のの仙台高裁秋田支部の判決のみ残っておりますが,この流れのうちのいずれかでしょう(当然,岡山支部のような素晴らしい判決を期待してますが)。

大阪高裁組も即日上告しております。最高裁の<至極当たり前の>判断を期待したいと思います。




ブログ

↑このページの上部へ